「その表現、薬機法的にアウトです」
広告の原稿を出したあとに、こう指摘されて書き直した経験はないでしょうか。
健康食品や化粧品の広告では、何気なく書いた一言が法律に触れてしまうことがあります。
かといって、NG表現を避けるだけでは商品の魅力が伝わらず、売れない広告になってしまいます。
そこで注目されているのが、一般社団法人D2Cエキスパート協会の「薬機法広告検定Basicコース」です。
この記事では、検定の内容や受験料、合格基準、申し込みの流れ、評判までをまとめて紹介します。
薬機法広告検定Basicコースとは?D2Cエキスパート協会が認定する資格
薬機法広告検定Basicコースは、一般社団法人D2Cエキスパート協会が認定する資格です。広告制作やマーケティングに関わる人が、薬機法を中心とした広告表現のルールを理解していることを証明できる検定として位置づけられています。
D2Cエキスパート協会は、通販・D2C(メーカーが消費者に直接販売するビジネス)に関わる人材を育てるための団体です。薬機法広告検定のほかに、D2Cエキスパート検定なども実施しています。
| 名称 | 薬機法広告検定Basicコース |
|---|---|
| 認定団体 | 一般社団法人D2Cエキスパート協会 |
| 受験料 | 15,000円(税込・教材費込み) |
| 受験方法 | オンライン受験(IBT)・会場受験(CBT)から選択 |
| 受験期限 | 申し込みから6か月以内 |
| 出題分野 | 健康食品・機能性表示食品・化粧品/医薬部外品・雑貨・ペットフード |
※受験料などの情報は2026年9月時点の公式サイトの内容です。
薬機法広告検定の対象者
公式サイトでは、主に次のような人が対象として挙げられています。
- D2C企業の新人・内定者
- 広告代理店でD2Cの担当になった人
- D2Cの広告制作に関わる人
- ネットショップの運営担当者
- 通販・D2C企業を目指す就活生や未経験からの転職希望者
このほか、健康・美容ジャンルの記事を書くWebライターやアフィリエイター、インフルエンサーにとっても、日々の発信にそのまま役立つ内容です。
薬機法広告検定Basicコースだからこそ得られる、ほかの薬機法資格にはない強み
NG表現を覚えるだけでなく、法律に触れずに商品の魅力を伝える「言い換え表現」まで学べることが、薬機法広告検定の一番の強みです。
公式サイトでも、「売れる広告」と「適法な広告」を両立できる人材になれる点が大きな特徴として打ち出されています。
「使えない言葉」の代わりに「使える言葉」がわかる
薬機法の勉強というと、「治る」「若返る」のような禁止表現を覚える作業をイメージしがちです。しかし実務で本当に困るのは、NGとわかったあとに、どう書き直せば魅力を落とさずに済むのかという点です。薬機法広告検定は、この言い換えのパターンまで学習範囲に含めています。
通販・D2Cでよく扱う5分野を網羅している
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出題範囲は、健康食品・機能性表示食品・化粧品/医薬部外品・雑貨・ペットフードの5分野です。医薬品そのものより、通販やネットショップで実際に売られている商品の広告に焦点が当たっているため、学んだ内容をすぐ仕事に生かせます。
受験料の中に学習教材がすべて含まれている
受験料15,000円には、次の教材が含まれています。
| 教材 | 内容 |
|---|---|
| 解説動画 | 5時間を超える動画 |
| スライド | 全192ページ |
| 練習問題 | 全112問 |
参考書や問題集を別に探して買いそろえる必要がないため、申し込んだその日から、何を勉強すればいいか迷わずに学習を始められます。
薬機法広告検定の試験内容と合格基準|60分100問・70点以上で合格
試験の概要は次のとおりです。
| 試験時間 | 60分 |
|---|---|
| 問題数 | 100問 |
| 出題形式 | 四肢択一の選択式 |
| 合格基準 | 100点満点中70点以上 |
| 結果発表 | 試験終了後に画面上ですぐに表示 |
| 支払い方法 | クレジットカード・コンビニ・Pay-easy |
60分で100問なので、1問あたりにかけられる時間は36秒ほどです。表現を見て「OKかNGか」をすばやく判断する力が求められるため、練習問題を繰り返して判断のスピードを上げておくことが合格への近道です。
結果はその場でわかるので、合否の通知を何週間も待つ必要はありません。不合格だった場合も、受験日から一定期間(受験案内では90日)が経てば再度申し込めます。最新の条件は申し込みサイトの受験案内で確認してください。
薬機法広告検定の申し込みから受験までの流れ
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申し込みから受験までは、次の流れで進みます。
公式サイトの申し込みボタンから受験申し込みサイトへ進み、ログインIDとパスワードを取得します。
オンライン受験(IBT)か会場受験(CBT)かを選び、支払い方法を選択します。入金が確認されると予約が完了します。
5時間超の解説動画とスライドで5分野を学び、112問の練習問題で理解度を確認します。
オンライン受験ならマイページにログインして自宅から、会場受験なら予約したテストセンターで受験します。
オンライン受験では、Windows 10/11のパソコンやiPhone・iPad・Androidのほか、Microsoft EdgeやGoogle Chromeの最新版と、安定したインターネット回線(5Mbps以上推奨)が必要です。受験前に、使う端末とネット環境が推奨環境を満たしているか確認しておくと安心です。
企業で複数人が受ける場合は、団体受験の割引や法人会員向けの割引も用意されています。
5分野の言い換え表現を体系的に学ぶことで、「売れる広告」と「適法な広告」を両立できるようになる
薬機法広告検定の学習を終えると、広告づくりの進め方そのものが変わります。
これまでは原稿を書くたびに「この表現は大丈夫だろうか」と手が止まり、法務担当やクライアントのチェックで何度も差し戻されていたとします。学習後は、書いている段階でNGになりそうな表現に自分で気づき、その場で使える言い回しに置き換えられるようになります。
差し戻しが減れば、制作にかかる時間が短くなるだけでなく、「この人に任せれば安心」という信頼にもつながります。公式サイトでも、合格後は基礎知識をもとに適法かどうかを判断し、根拠を示して確認や提案ができる人材になれる点がアピールされています。
就職・転職を考えている人にとっては、通販・D2C業界で求められる知識を持っていることを、資格という形で採用担当者に示せる点も大きなメリットです。
「受験料15,000円は高いかも」「60分で100問も解けるか不安」と感じる場合も、教材込みの料金と112問の練習問題で解決できる
受験を考えるときに気になりやすい点について、順番に見ていきます。
「受験料15,000円は高いかも」
検定料だけで見ると安くはない金額に感じるかもしれません。ただ、薬機法の専門書は1冊で数千円するものも多く、分野ごとに調べようとすると何冊も必要になります。15,000円の中に5時間超の動画、192ページのスライド、112問の練習問題まで含まれていることを考えると、講座と試験をセットで受けられる料金と捉えられます。
「60分で100問も解けるか不安」
1問あたり約36秒というペースは、最初は短く感じます。とはいえ、出題範囲は教材で学ぶ5分野に絞られており、練習問題も112問用意されています。練習問題を2〜3周して判断のパターンに慣れておけば、本番でも落ち着いて解き進められます。
「忙しくて勉強時間が取れない」
受験期限は申し込みから6か月あるため、仕事の合間に少しずつ進められます。動画教材はスマホでも見られるので、通勤時間や昼休みを使って1日30分ずつ学ぶといった進め方もできます。
薬機法広告検定Basicコースの口コミ・評判
良い口コミ・評判
薬機法広告検定を案内している薬事法広告研究所の公式Xでは、受験者から寄せられた感想が紹介されています。
「広告における表現を学べるのが嬉しい!」
X投稿(@support89ji_dca)より一部抜粋
「薬機法の資格はすでに持っているけど、見落としに気づけた!」
「このボリュームで15,000円は安すぎる。」
※投稿は2024年当時のもので、投稿内の早期割引はすでに終了しています。
広告表現を実務目線で学べる点や、教材のボリュームに対する満足度の高さがうかがえます。すでに別の薬機法資格を持っている人からも「見落としに気づけた」という声があるのは、言い換え表現まで踏み込んだ内容ならではといえます。
気になる口コミ・評判
一方で、この種の検定では「国家資格ではないため、資格そのものに法的な効力はない」「試験時間に対して問題数が多く、テンポよく解く必要がある」といった点が気になるという声もよく聞かれます。
ただ、広告の仕事で求められるのは資格の肩書きより、実際にOK・NGを判断して言い換えられる力です。薬機法広告検定はまさにその力を身につけるための内容になっているため、学んだ知識は日々の原稿チェックでそのまま役立ちます。試験のテンポについても、先ほど触れたとおり練習問題で十分に対策できます。
薬機法広告検定Basicコースがおすすめな人
- 健康食品や化粧品の広告・LP・SNS投稿を作っている人
- 広告代理店や制作会社で、D2Cの案件を担当することになった人
- 美容・健康ジャンルで記事を書くWebライターやアフィリエイター
- 通販・D2C業界への就職や転職を目指している人
- 社内の広告表現のチェック基準をそろえたい企業
反対に、医薬品や医療機器そのものの承認手続きなど、専門的な薬事業務を学びたい人には、より専門的な講座のほうが合っています。「広告の表現で迷わなくなりたい」という目的なら、薬機法広告検定はちょうど良い選択肢です。
まとめ|薬機法広告検定で「売れる」と「守る」を両立しよう
薬機法広告検定Basicコースは、広告に関わる人が薬機法のルールと言い換え表現をまとめて学べる検定です。
- 受験料15,000円(税込)に動画・スライド・練習問題の教材が含まれている
- 試験は60分100問、70点以上で合格。結果はその場でわかる
- 自宅でのオンライン受験とテストセンターでの受験を選べる
原稿の差し戻しに悩んでいる人や、これから通販・D2Cの仕事に関わる人にとって、身につけた知識は長く使える武器になります。受験期限は申し込みから6か月あるので、気になった今のうちに申し込み、少しずつ学習を始めてみてください。
薬機法広告検定Basicコースに関するよくある質問
- 薬機法広告検定の受験料はいくらですか?
-
15,000円(税込)です。解説動画・スライド・練習問題の教材代も含まれています。
- 合格基準は何点ですか?
-
100点満点中70点以上で合格です。試験は60分で100問出題されます。
- 自宅で受験できますか?
-
できます。オンライン受験(IBT)を選べば、自宅のパソコンやタブレットから受験できます。
- 申し込みからいつまでに受験すればいいですか?
-
申し込みから6か月以内に受験する必要があります。

