本の概要
朝型のメリットと夜更かしの原理についてカウンセラーの雨音りんが患者に対してロジカルに（気が強めの口調で）カウンセリングしている会話調で書かれた本
本を購入した経緯
私はこの本を読む前に『神・時間術/著:樺沢紫苑』という別の時間術の本を読んで早起きの重要性を知りました。そこでもう一冊早起きにフォーカスした書籍を読みたいなと思い、Amazonのkindleで”早起き”で検索をした結果この本にたどり着きました。内容が会話調だったので読みやすそうだなと思い、購入をしてみることにしました。
心に響いた箇所
毎晩SNSを見て夜更かししてしまう原理が分かる
私はこの本を読むまで、仕事が終わり疲弊した状態で家に帰ると、毎晩好き放題X（旧Twitter）を眺めて気づいたら３時間が経過し、寝る時間は深夜2時になってしまい、次の日起きれるのは朝7時なのに眠くて起きれない…なんで昨晩夜更かししてしまったのだろうかと後悔してしまう…というような酷い生活を繰り返していました。私はそのことについて毎日毎日悩んでいました。どうして早く寝なくてはならないことは分かっているのに、ここまで毎日ひたすらX（旧Twitter）を眺めるだけの時間を過ごして夜更かしをしてしまうのだろう？やめればいいのは分かっているのに辞められないのはなんでなんだろう？わたしの意思が弱いのだろうか…そうやって毎日夜更かしをしては悩んでいました。しかし、この本を読むとなぜ自分がそのようにX（旧Twitter）を見て3時間も過ごしてしまい夜更かししてしまうのかについて、脳科学の根拠と共に解説されています。正直このような会話調の本からここまでしっかりと練られたロジックで夜更かしの原理について紐解かれていくとは思いもよりませんでした。自分がX（旧Twitter）をただひたすら眺め夜更かしすることで脳内や体でどのようなことが起きていて、それがどのように害があるのか、逆に夜更かしを辞めることでどのようなメリットを得られるのかがはっきりとロジカルに理解できました。結果としてX（旧Twitter）をただ眺めて夜更かしをしてしまうという習慣を完全に辞めることが出来ましたし、それは無理して辞めるのではなく自ら率先して辞めてしまったのでした。
本を読んで感じたこと
会話調で書かれているので読書が苦手なわたしでも読みやすかった（先生の気が強い！）
この本は全て会話調で書かれています。ぽんこつ天然系キャラの青年（クライアント）と気の口調強めの女性カウンセラー雨音りん先生の会話により夜更かしの原理が紐解かれていきます。とにかくひたすら雨音りん先生は口調がきつめですが、とても濃いカウンセリング内容でした。ぽんこつ天然系キャラの青年と雨音先生の強い口調での会話はコントみたいに相性の良い掛け合いになっています。
根性論ではなくロジカルに理解することで夜更かしをやめることができる
私はもともと夜型生活を送っていましたが、それは不本意なものでできれば早寝早起き生活を送りたいと考えていました。しかしどうしても夜更かしを辞めることが出来ませんでした。疲れて仕事から帰ってくると、X（旧Twitter）をひたすら眺めることやYouTubeで好きな配信者の配信を聞くこと、動画を視聴することなどの娯楽の時間が必要不可欠なものであると感じていましたし、その時間が人生の至福だとすら考えていました。しかし、朝起きるのが毎日とてもつらいので、夜更かしは楽しいけれども良くないことだということは漠然とわかっていました。でも漠然としているので何を改善したら良いのかどうかもわかりませんでした。しかしこの本を読んだ結果、夜更かしの原理が具体的な根拠と共にはっきりとわかり、いかに夜更かしが自分にとって価値のないことだったのか、むしろ自分の人生の充実感を奪う行為だったのかを心から理解することが出来ました。結果的に、夜更かしを無理して辞めるのではなく、自ら率先して辞めるようになりました。もともと重度の夜更かしに悩んでおりましたが、私はその時自分のことを「意志が弱い」と思いましたし、自分の意志を改善して「強い意志」によって根性で何とかしなくてはならないと思っていました。しかし、そうではありませんでした。夜更かしの原理やデメリットをしっかり頭で理解することで、自ら率先して行動の変化を実現することが出来るのだとこの本を通して実感しています。
最後に一言
この本を読むことで、夜更かしがいかに自分の人生にとってマイナスなのかや夜更かしの原理について理解することができます。その結果深夜2～3時に寝て昼頃に起きるような生活をしていた人でも、自ら率先して早寝早起き生活が実現するようになります。夜更かしを辞めたい！できることなら早起きがしたい！でもどうしたらいいのかさっぱりわからない…という悩みを抱えている方には、ぜひ騙されたと思って、最後まで読んでみていただきたい一冊です！
ポチップ
