本の概要
時間を一次元ではなく二次元でとらえるという点が特徴的な時間術の本です。
本を購入した経緯
私は個人事業主として活動を始めてから、時間の使い方に長らく悩んでいました。やらなければならないことはたくさんあるのですが、終わらないまま夜になってしまいます。夜はスマホをたくさんいじってX(旧Twitter)を眺めているうちに深夜2時になってしまいます。次の日も起きるのが辛くて寝坊してしまい、なのにやらなくてはならないことは山積みです。自分のこのどうしようもない夜型の習性を根本から変えたいと毎日悩んでいたある日、Amazonのkindleで”時間術”で検索をかけていました。「神・時間術」と言うストレートなタイトルやAmazonレビューが高かったことから興味がわき、藁にもすがる思いでこの本を購入しました。
心に響いた箇所
時間を一次元で捉えるのではなく二次元で捉える
今まで私は時間を一次元でとらえていました。一次元で時間をとらえるというのは1時から3時を直線で2時間ととらえるということです。ほとんどの方が時間を一次元でとらえていると思います。しかし、この本では時間は2次元で捉えます。どのように2次元で捉えるか、具体的なことは本の中に書いてありますが、2次元ということはつまり縦軸と横軸があるということです。2次元で時間をとらえて時間管理を工夫することで、1日は2倍にも3倍にもすることが可能であることが解き明かされています。実際に私はこの時間術を試してから、今まで使えていた時間の2倍の時間を自分の前向きな活動に使うことが出来るようになり大変驚いています。時間を縦軸と横軸でとらえ、有効な時間を2倍にも3倍にも増やせるこのメソッドをぜひ多くの方に体験していただきたいと思います。
著者がスマホを持ってない(私には真似できない)
著者は普段スマホを持ち歩かないそうです。と、いうよりもスマホ自体を持っていないとのことでした。この点は時間術とは直接的には関係がありませんが、著者は電車でスマホでSNSを見るだけの人などを見てもったいないなと思うそうです。著者はスマホが無い分、例えば本を読んだり勉強したりアイデアを考えたりして移動時間を過ごすそうです。確かに、それだけでも大きく時間を有効活用できますね。単純に衝撃を受けました。読者の私はスマホを解約するには至っていませんが、意識に変化があり、この本を読んでからはスマホに使う時間が減りました。できるだけ移動時間は読書や勉強をするようにしています。これも、著者の主張が本を通して伝わってきた結果、わたしの行動を変えてしまったように思います。移動時間中にスマホでSNSを見ようとすると、「そんなの勿体ないよ!」と著者から言われてしまうようなそんな感覚です。
著者が精神科医。著書を通して世の中のうつ患者を減らしたいと考えている
著者は精神科医として自分の著書を通してうつの患者さんを減らしたいと考えているそうです。この本には朝起きるのが辛くて憂鬱を感じやすい人でも、どのようにしたら朝早く気持ちよく起きれるのかが書かれています。なぜ自分が辛いと思っていたのかが論理的に説明されていますのでどのように自分の行動を改善することで朝の辛さを解消できるのか、時間を有効活用できるのかがよくわかります。しかも精神科医の先生が書いているということで非常に説得力がありました。
本を読んで感じたこと
2次元で時間をとらえるとこんなにも行動が変わるんだという驚き
本書では「時間を一次元で捉えるのではなく二次元で捉える」ことについて具体的に書かれています。この本に書かれた2次元の時間をイメージできるようになると、人生の時間の使い方が非常に効率的になります。時間に対してのイメージが一次元から二次元に変わるだけで時間の使い方やマネジメントの仕方がこんにも変わるものかと驚いています。
夜型から朝型に生まれ変われた喜び
物心ついたころから、自分は夜型だと思い込んでいました。今まで午前中に起き上がるのがつらい、夜遅くが捗ると思い込んでた自分が、早寝早起きのすごさをロジカルに理解することで朝型に移行できたことや、それが思いのほか気持ちがよく、格段に人生が充実して生き生きしたということに感動しました。自分のことを夜型だと思っていて、でもできることなら朝型にしたい!どうしたら朝早く起きれるの!と悩んでいる方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。もしかしたらこの本の考え方を理解したら思いのほか簡単に気持ちよく朝型にシフトできるかもしれません。
最後に一言
わたしにとってタイムマネジメントのバイブル!
表紙に書いてある「あなたの24時間を科学的に2倍にする」は本当でした。仕事の時間もプライベートの時間も確実に2倍になったと感じています。時間に追われてしまうことや朝型になりたいけどどうしても夜型生活になってしまうことで悩んでいる方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です!