大きくて重いテキストが、今も本棚に4冊残っています。
講談社フェーマススクールズ。地方に住んでいても絵の描き方が学べるとうたっていた、イラスト・デザインの通信講座です。
受講したのは30年ほど前のことですが、この講座はすでに閉校しています。
「フェーマススクールズ」で検索すると、真っ先に「閉校」の文字が目に入り、戸惑った人もいるはずです。
実際に受講してわかったこと、そして閉校した今でも当時のテキストを手に入れる方法を、包み隠さずお伝えします。
※こちらの記事はクラウドワークスで募集した体験談に基づいて執筆しています。
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講談社フェーマススクールズとは?地方在住でも学べたイラスト通信講座

講談社フェーマススクールズは、1967年に講談社の創業60周年記念事業として始まった、イラスト・デザインの通信講座です。教室に通わなくても、自宅にいながらプロのイラストレーターの添削を受けられる仕組みが最大の特徴でした。
最大の特徴は、アメリカの有名イラストレーターたちが実際に使っている描き方や技法がテキストに散りばめられ、その内容をもとにプロのイラストレーターが添削・採点までしてくれる仕組みだった点です。
テキストは全部で4冊、1冊ずつが分厚く、持ち運びには不向きなほどのボリュームでした。ただ、その分だけ内容は濃く、素人がデザインやイラストの基礎から学ぶには十分すぎるほどの情報量だったのも事実です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座名 | 講談社フェーマススクールズ(イラストレーションデザインコース) |
| 形式 | 通信講座(自宅学習+郵送での添削) |
| 教材 | テキスト全4冊(アメリカの著名イラストレーターの技法を収録) |
| 添削方法 | 1章ごとの課題を郵送し、講師が添削したものが返送される |
| 受講料の目安 | 総額40万円前後(ローン契約も可能だった) |
| 現在の状況 | 閉校済み。新規申し込みは不可 |
通常の美術大学に通うとなると、学費だけでも数百万円単位になります。それと比べれば、地方に住んでいても自宅で学べて、費用も抑えられるという点は、当時としては大きな魅力でした。
受講を決めたきっかけと当時の期待
もともと美術を学びたいと考えていたものの、進学はせずに、趣味で描いていたイラストをきっかけに受講を決めました。
あるイラストコンペに応募したところ、その回では落選したのですが、後日自宅に一本の電話がかかってきました。応募したイラストが担当者から好評価だったので、一度面談したいという内容でした。面談の場で講談社フェーマススクールズの受講を勧められ、当時絵を描いて仕事にしたいと考えていたこともあり、あまり深く考えないままその場で契約してしまったのが実際のところです。
「講談社」という大手出版社の名前があったことによる安心感、そして低価格で地方にいても学べるという条件が、契約を後押ししました。もしかしたらアメリカのデザイン学校を紹介してもらえるかもしれない、そんな期待もあったことを覚えています。
実際に受講してわかった良い口コミ・悪い口コミ
30年前に実際にこの講座を最後まで受講した経験から、良かった点と惜しかった点の両方を正直にまとめます。
良かった点

- テキストの中身に、アメリカの有名イラストレーターの描き方や技法が数多く盛り込まれていて、読み物としても純粋に面白かったです
- プロのイラストレーターに直接添削してもらえるため、自分では気づけない弱点を客観的に指摘してもらえました
- 自分では何気なく提出したデザインの課題が、意外にも高評価をもらえることがあり、自分の能力に気づかされました
- 通常の美術大学に比べれば費用が抑えられ、地方に住んでいても自宅で学習を進められました
特に印象に残っているのは、顔のデッサンを提出したときのことです。自分では良く描けたと思っていた自信作だったのですが、添削では明確にデッサンの狂いを指摘されました。相手がプロの有名イラストレーターだったこともあり、その指摘には素直に納得できました。自分だけで描いていると気づけない点を、プロの視点でフィードバックしてもらえたのは、間違いなく上達の近道になったと感じています。
惜しかった点

- 添削は課題ごとに1度きりで、継続的なやり取りができる仕組みではありませんでした
- 添削のコメントがさらっとした内容にとどまることが多く、個人的にはやや物足りなさを感じました
- 途中で課題の提出をやめても、講座側から連絡が来ることはありませんでした
- 通信講座のため講師の人柄や相性がわからず、モチベーションの維持をかなり自分の努力に頼る必要がありました
実のところ、自分自身も途中で課題の提出を辞めてしまった時期がありました。もし通常の美術大学のように講師と直接対面する形式であれば、生徒が来なくなった時点で何らかの連絡があってもおかしくありません。しかし当時のフェーマススクールズでは、こちらから音信不通になっても特に連絡はありませんでした。振り返ると、絵の上達という結果だけを見れば、かなり個人の努力に依存する講座だったというのが正直な感想です。
「もう申し込めない」がテキストは入手できる

ここまで読んで、「良さそうだけど、閉校しているなら今さら意味がないのでは」と感じた人もいるはずです。実際、講談社フェーマススクールズはすでに閉校しており、新規に申し込むことはできません。
ただし、当時のテキスト自体は今でも価値を失っていません。もともとこの講座は、添削が1回きりで個人の努力に依存する部分が大きい講座でした。裏を返せば、テキストの中身そのものが、独学でも十分に活用できる参考書として成立しているということです。アメリカの有名イラストレーターの技法や、章ごとの実践的な課題は、今読み返しても色あせていません。
幸い、当時のテキストはYahoo!やフリマアプリのメルカリで中古品として出品されていることがあります。講座そのものに申し込むことはできなくても、テキストを手元に置いて、イラストやデザインの基礎を学び直す・参考書として使うことは今からでも可能です。
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中古品のため出品状況は常に変動します。どれだけ気になっても、購入を決める前に一度冷静になり、価格に見合う内容かを多角的に見極めることをおすすめします。可能であれば自分一人で判断せず、第三者の意見も聞いたうえで決めると安心です。
こんな人にテキストが向いている・向いていない
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| イラストやデザインの基礎を独学で学び直したい人 | 講師からの継続的な添削・フィードバックを重視する人 |
| アメリカの有名イラストレーターの技法に興味がある人 | 最新のデジタルイラスト・ソフトの使い方を学びたい人 |
| 参考書代わりに古い通信講座の教材をコレクションしたい人 | 今すぐ講師のいる環境で添削を受けたい人 |
まとめ:テキストは今も独学の参考書になる
講談社フェーマススクールズは、地方在住でもプロの添削を受けながら絵の基礎を学べるという触れ込みの通信講座でした。添削が1回きりでモチベーション維持が難しい面はあったものの、テキストの内容自体は今読み返しても十分に学びのある教材です。
講座そのものはすでに閉校していて、新しく申し込むことはできません。それでも、当時のテキストを中古で手に入れれば、独学の参考書として今からでも活用できます。気になる人は、まずはYahoo!やメルカリで出品状況を確認してみてください。
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よくある質問
- 講談社フェーマススクールズは今でも申し込めますか?
-
すでに閉校しており、新規の申し込みはできません。当時のテキストが中古品として出回っていることがあります。
- 受講費用はどれくらいでしたか?
-
総額40万円前後で、ローンを組んで支払う形でした。通常の美術大学と比べると安価な部類です。
- 受講すれば絵は上達しますか?
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添削は課題ごとに1回きりで、上達できるかどうかは個人の努力に大きく左右される講座でした。
- テキストはどこで手に入りますか?
-
Yahoo!やフリマアプリのメルカリで中古品として出品されていることがあります。出品状況は常に変動するため、こまめに検索してみてください。
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