本の概要
『「仕事は明日!」でうまくいく』のキャッチフレーズの通り、”タスクを明日に回すこと”を大きな特徴としたタスク管理の具体的手法について書かれた名著
本を購入した経緯
個人事業主として働くようになってわたしが直面した大きな悩みがタスク管理を自分で行うことの難しさでした。やらなければならないことに日々追われて溢れているので毎日がむしゃらに働くのですがそんな中たくさんの問い合わせも来てToDoリストの項目が減らずにむしろ増えていきわけがわからない毎日を過ごしていました。わたしは整理できていない自分のタスクでごちゃごちゃになっている日々をどうにか脱したく、タスク管理関連の本を探していました。Amazonで検索して評価の高いこちらの本を、藁にもすがる思いで購入しました。
心に響いた箇所
「基本的には明日に回す」これを徹底することでタスク管理が非常に整理されてゆく
早く終わらせないと仕事は増える一方なのでは?と感じている読者にとって「基本的には明日に回す」だなんてとても疑わしい言葉だと思います。しかし本書では「基本的には明日に回す」ことを徹底することで理路整然としたタスク管理が可能になることが具体的な手法として書かれています。『いやいや逆でしょ…?』と思うようなこの原則に従って行うタスク管理は本当に驚くほどに理路整然としていてどんどんと自分のタスクがすっきりと片付いていきます。完全にシステマチックに理路整然とタスクが整理されていきます。
「今日のしごとはこれで完了!」というラインがはっきりする
この本を読むまでは毎日やりのこしたことがある状態で一日が終わる日々を過ごしていました。ToDoリストを完了する日は一日たりともなかったように思います。「今日もこんなにたくさんあるToDoリストの中から、たったこれしかできなかった…」と自己嫌悪に陥ってばかりでした。土日祝日も仕事のことが頭から離れずにゆっくり休むこともできません。
しかしこの本を読んでからは「今日の仕事はこれで終わり!」と明確にわかるようになりました。この本の手法『マニャーナの法則』を使うことで、その日のタスクが明確になり「今日の仕事は全て終わった!」という達成感を毎日味わうことが出来るようになったのです。
本を読んで感じたこと
『「仕事は明日!」でうまくいく』という疑わしいキャッチフレーズが確信に変わった
『「仕事は明日!」でうまくいく』なんていうキャッチフレーズが表紙の帯に書かれていて、タスク管理に悩む私にとってそれは疑わしい言葉でした。本書を読み進めると「仕事は明日に回しましょう!」という主旨の文言がたくさん出てきます。そういった文言を目にする度にわたしは「何を言ってるんだ?今日のタスクも溢れて大変なのになぜ明日に回すのだろうか?明日に回したら明日がもっと大変になるだけで、どんどん苦しくなるだけではないのか…?!」と、とにかく疑って読み進めていました。しかし、本書に書かれている『「仕事は明日!」でうまくいく』は本当だったのです。
やっとタスク管理についての悩みが完結した
いくつかのタスク管理の本を読みましたが、この一冊を完全に習得することでタスク管理の悩みは完全に解決する!と自信を持って言えます。
この手法を習得するために何周も読み直した
私はこの本を一回目読んだときにはその内容にものすごく感銘を受けました。この通りにできるようになったらどれだけタスク管理が理想的なものになるだろうかとワクワクしました。しかし習得してこなしていくためには、当時ごちゃごちゃになっているタスクを何とか整理していかなくてはなりませんし、この本のメソッド自体が具体的でかなり密度が濃いものになりますので、この本を何周も読み直しながら、具体的行動に落とし込んでいき自分の脳と行動を慣らしていく必要がありました。わたしはNotionを使ってこの本のタスク管理手法を実行していますが、振り返ってみるとすでに1年以上この本の通りのタスク管理を続けています。今ではマニャーナの法則に従ってタスク管理をするのが楽しくて仕方がありません。
最後に一言
タスク管理で悩んでいる方がもしも奇跡的にこの記事にたどり着いていただいたのだとしたら、自信を持って言えます。「この本を読めばタスク管理の悩みは全て完結です。あとはこの本の通り実行するだけです!」